「子供が欲しいけど、夫と離れて暮らしているからなかなかタイミングが合わない…」
「タイミングが合わないままどんどん月日が流れていって焦る…」
当記事ではそんな方のために、タイミングを無理矢理合わせる方法をお伝えします。
その方法とは…「生理日を移動すること」!
日本と韓国で離れて暮らす私たち夫婦は、この方法をたった1回試しただけで子供を持つことができました。なのでトライしてみる価値は大いにあると思います。
今すぐ取りかかれる内容です。「早く子供が欲しいけどタイミングがなかなか合わなくて困っている」という方はぜひ試してみてください。
※生理周期が安定している方向けです。
※確実性100%ではありません。
【実例付き】生理日移動で妊活する方法

まずは生理日移動で妊活する方法を簡単にご説明します。
そもそも生理日移動ってどうやるの?
生理日移動をしたことがない・調べたことがない方のために、生理日移動について簡単にご説明しますね。
生理日移動には
- 早める方法
- 遅らせる方法
の2つがあります。この内、妊活に導入するのは「早める方法」です。理由は、確実性が高いから。
生理を早めるには「プラノバール」という中用量ピルを飲みます。移動したい生理のひとつ前の生理が始まってから5日目までに飲み始め、生理(消退出血)が来ても大丈夫なときに飲むのをやめます。すると3日後あたりに生理(消退出血)が始まります。卵子の発育自体を止めるので、高確率で生理を移動させることができます。(生理を遅らせる場合は生理予定日の5日前までに薬を飲み始めるのですが、生理予定日がズレていると失敗する可能性があります。)
消退出血が始まった後は、約14日で排卵が起こります。ここでタイミングを取れれば妊娠します。タイミングを取れなかった場合、さらに約14日後にいつもの生理が始まります。
ピルの服用によって人為的に移動された月経も、自然に発生した月経も特に違いはありません。薬で月経を移動したとしても、その次の月経は普段通りに来るので特に問題はありません。
引用元:ピル|メディアージュクリニック青山院
実例!生理日移動はこうやって妊活に取り入れる
「生理を早める方法」をどのように妊活に取り入れるのか、私たち夫婦の場合(下のカレンダー)を例にしながらご説明しますね。

妊活を進める手順は下記のとおりです。
- 夫婦で会う日を決める
- 仮の排卵日を設定する
- ピルをやめる日を決める
- 生理開始5日目までにピル開始
それぞれの項目について、以下でより詳しくご説明します。
まずは「夫婦で会う日」を決めます。長ければ長いほどタイミングの合う確率がアップ。ここでは12月30日~1月3日の5日間とします。
なかなか夫婦で会う日を決められない場合は、先に中用量ピルを用意するのも手です。次回の生理が始まる前 or 始まったらすぐに受診して、「次々回 or 次回の生理を1週間早める」のを目的にピルを処方してもらいましょう。(1週間という数字は適当ですが、よくある移動パターンです。)
あとは当記事の手順に沿って計画を進めればOKです。
次に「仮の排卵日」を設定します。ここでは1月1日とします。
なるべく「夫婦で会う期間の中盤か後半」に設定すると安心です。理由は、消退出血や排卵が想定より1~2日遅れても妊娠する可能性があるためです。卵子の寿命は約1日ですが、精子の寿命は約3日。精子が生きている間に卵子が放たれればOKなのです。反対に、卵子が精子よりも1日以上先に放たれてしまうと、どうにもなりません…。
卵子の寿命は最長24時間で、精子の場合は2~3日間あります。
引用元:卵子の寿命はどの位?|六本木レディースクリニック
次に「ピルをやめる日」を決めます。まずは仮の排卵日から逆算して、「消退出血を起こしたい日」を設定します。
排卵から生理までの日数は誰でも約14日とされており、「生理周期ー14日」で「生理から排卵までの日数」を想定できます。
排卵から月経までの日数はほぼ共通して約14日です。つまり、月経周期が28日の人は、月経の始まりから排卵までの日数が14日、35日の人は21日、ということです。
引用元:Mint+のお役立ちコラム Vol.1
< 月経とは >
生理周期が30日の私の場合、1月1日に排卵を起こすためには、12月17日(16日前=30日ー14日)には消退出血を起こしたいです。しかし「消退出血や排卵が想定より2日程度遅れる可能性」を考えて、さらに2日足した、18日前の12月15日に消退出血を起こしたいと考えました。(このあたりは経験則です。)
消退出血はピルを飲むのをやめてから3日程度で起こるとされています。

しかし私は過去の生理移動で4日後に起こることばかりだったので、12月15日から逆算して12月11日までピルを飲むことにしました。
このあたりは個人差のあることなので、正直運の要素が強いです。1~2日ズレてもどうにかなるくらい、夫婦で一緒にいられる時間を作れるといいですね…!
あとは生理が始まったら5日目までにピルを飲み始めればOKです。
私の場合、11月30日に生理が始まり、5日目の12月4日からピルを飲み始めました。11日までなので、トータル8日間飲んだことになります。
結果、1日の狂いなく事が進み、受胎日1月1日で妊娠できました。生理移動しなければ夫と会う期間に生理が来ていました。そうなると当然妊娠はできません。生理移動に助けられましたね。
中用量ピルを購入できるところ
中用量ピルは医師の診察・処方を受けないと購入できません。
購入できるところは、
- 街の婦人科
- オンライン診療サービス
です。
中用量ピルを生理移動に用いる場合は、どこで購入しても自費となります。生理移動は病気の治療ではないためです。
私は2018年以降、生理移動の際はいつもオンラインで中用量ピルを処方してもらっています。便利すぎて、もう街の婦人科へは行けませんね…。診察からピルの受け取りまですべて自宅で完結するので、仕事に家事に育児に忙しい方にとてもおすすめです。空きがあれば当日でも診察してもらえますし、予約なしで行き当たりばったりに利用できるサービスもあります。
下記の記事で中用量ピルを処方してもらえるオンライン診療サービスをいくつか紹介しています。サービス内容の比較もしていますので、気になる方はぜひご覧ください。
まとめ
単身赴任世帯などでなかなかタイミングを合わせられない方向けに「生理日移動で妊活する方法」をご紹介しました。
この妊活方法では、以下の手順で中用量ピルを内服します。
- 夫婦で会う日を決める
- 仮の排卵日を設定する
- ピルをやめる日を決める
- 生理開始5日目までにピル開始
この方法はあくまでも「タイミングが合う確率を上げる」ことが目的で、100%妊娠する方法ではありません。また、生理周期が安定していないと難しい方法でもあります。
しかし、日本と韓国で離れて暮らす私たち夫婦は、この方法をたった1回試しただけで妊娠したので、試す価値は十分にあると思います。
中用量ピルは「街の婦人科」や「オンライン診療サービス」で処方してもらえます。生理開始前・生理開始すぐに「次の生理を1週間早めたい」と伝えればOKです。
「なかなか婦人科に行く時間がない…」という方にはオンライン診療サービスがおすすめです。受診から薬の受取まですべて自宅で完結しますし、思い立ったらすぐに受診できますからね。
中用量ピルを処方してくれるオンライン診療サービスは下記の記事でご紹介しています。サービス選びのポイントもまとめているので、興味のある方は参考にしてみてください。
▶生理移動ピルのオンライン処方サービスまとめ
「あの手この手を使ってでも子供が欲しい!」という単身赴任・別居婚世帯の方は、ぜひ一度この妊活方法を試してみてください。