長月です。
今回は、つわりがひどすぎて点滴を打った話をしたいと思います。
私のつわり体験談については以下の記事をご覧ください。

目次
つわりで点滴を打つことになった経緯
まず、つわりで点滴を打つことになった経緯についてお話ししたいと思います。
私は二人目の妊娠時、妊娠7週頃から妊娠20週頃まで、とてつもなくひどいつわりに襲われていました。
13週間なので、約3ヶ月ですね。
食べるものも飲むものもほとんど受け付けず、吐いてばかりでした。
匂いにもとても敏感で、ご飯の匂いだけでなく、洗剤やお風呂、化粧品など、ありとあらゆる匂いに反応して吐いていました。
唾液つわり(よだれつわり)もひどく、ほんの数分で口の中が唾液でいっぱいに。
そんな状態だったので体力は消耗し、ほとんどベッドの上で過ごしていました。
体重も2週間で3kgくらい減りました。
妊娠9週頃、産科でのいつもの診察時に、尿ケトン体が陽性であることが判明。
「尿ケトン体陽性」が意味することは、「体が飢餓状態になっていますよ」ということです。
ろくにエネルギー源(炭水化物等)となるものを摂取できていなかったので、自分の体のたんぱく質や脂質を分解してエネルギーに換えようとしていていたのです。
その過程での副産物がケトン体。
「尿ケトン体が++でかなり辛いみたいだから、点滴を打ちましょう」
こうして二人目妊娠にして初めて点滴を打つことになったのでした。
点滴を打つ頻度と1回あたりの時間
点滴を打つ頻度は、つわりの重さによると思います。
私は症状に合わせて2日~1週間に1回くらい点滴を打ちに行っていました。
正直病院に向かう体力はそんなになかったので、最後の力を振り絞るようにして行っていましたね。
点滴を打てば、なんとなく体の調子がよくなるから。
体の調子がよくなると、少しご飯を食べられたから。
1回の点滴にかかる時間は、約1時間が目安のようです。
個人医院と総合病院で点滴を打ちましたが、どちらとも1時間でした。
つわりに対する点滴の効果はあったか?
つわりに対する点滴の効果は、ありました。
つわりそのものが収まるというよりは、飲まず食わずで吐き続けて最悪な状態の体内環境や脱水症状によって引き起こされる不調が改善する、という感じです。
広い意味では「つわりが軽減する」と言えると思います。
実際、点滴後は今までのことが嘘みたいにご飯を食べられましたからね。
もちろん急にたくさんは食べられませんが、一口も食べられなかったのものが二口三口食べられるようにはなりました。
点滴を打って、食べて、また吐いて、点滴を打って、食べて、また吐いて…を繰り返しながら、徐々に徐々に良くなっていきました。
いつ頃まで点滴が必要だったか?
大体の妊婦さんのつわりは、妊娠15週目頃には収まると言われていますが、私のつわりは20週までありました。
特に15週までは点滴を打ちに行かないとろくに食事も水分も摂れませんでした。
助産師さんに「かなり重いつわりだったんですね…」と哀れまれるほどでした。
一般的に言われていること(いつ頃までにはこうなる等)は過信しない方がいいと思います。
私のようなことも起こり得ますから…。
つわりの点滴にはどんな成分が含まれている?代用できるものは?
つわりに対する点滴にはいろいろな種類がありますが、大体、電解質(カリウム、カルシウム、ナトリウムなどのミネラル)や我々のエネルギー源となるブドウ糖、つわり軽減に効果があるとされているビタミンB1やビタミンB6が含まれているようです。
OS-1などの経口補水液にも電解質とブドウ糖が含まれているので、飲めるのであれば経口補水液を飲めば点滴を打ちに行かなくても良くなるかもしれません。
なお、スポーツドリンクにも電解質やブドウ糖は含まれていますが、経口補水液に比べ電解質量が少なく、ブドウ糖の量が多いので、細胞膜の浸透圧の関係で、効率よく体内に吸収されません。
なので、できれば経口補水液を飲むようにしましょう。
経口補水液さえも受け付けない場合は、点滴を打ちに行きましょう。
つわりがあまりにも辛い場合は我慢しないで医師に相談を
私がひどいつわりを経験して最も後悔していることは、「我慢してしまったこと」です。
つわりのことを少し甘く見ていたというか、重いつわりをやや他人事のように捉えていたために、我慢してしまいました。
家族には病院に行くように促されていたのに。
我慢した結果、約3ヶ月という長い時間、屍のように過ごすことになり、甘えたい盛りの当時2歳の長女にも我慢を強いることになりました。(子供の服やシャンプーの匂いで吐いていた)
我慢せず、もっと早く医師に相談していたら、もう少しマシな妊婦生活を送れていただろうにと思います。
今つわりで苦しんでいる方には我慢せず、お医者さんに相談してみてほしいなと思います。