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80年代のレトロな医学書「おかあさんあなたも主治医です」を紹介!

今回は 「おかあさんあなたも主治医です」 という医学書をご紹介します。

表紙が何ともレトロなこの本は、1988年に刊行されたものです。1992年生まれの私を育てる母の本棚にあり、小学生時代の愛読書でした。(「家庭の医学」も読み漁っていたので、変に医学知識のある子供に。)

イラストは「どっきんロリポップ」という漫画で人気を博したらしい井沢まさみさんという方が描いています。私はその漫画も漫画家の方も存知上げませんでしたが、とても可愛らしく、繊細なイラストをお描きになるので好きです。

「おかあさんあなたも主治医です」の面白いところ

「おかあさんあなたも主治医です」の面白いところ…それは、「現代では考えられないような古風な表現」です。1980年代~1990年代では日常的に、当たり前に使われていた表現だと考えると“エモい”(覚えたての若者語)と感じます。

具体的にどんな表現があるのかご紹介しますね。

  • ビールス(現代語訳:ウイルス)
  • リューマチ(現代語訳:リウマチ)

上の2つはパッと目についたもので、他にもいろいろあるかもしれません。

本の内容は全体的に「お母さんが子供を守ってやらにゃいかん」というもの。専業主婦が多かった時代なので自然な流れかもしれませんが、すべての育児負担が母親に行っていたんだなと容易に想像できます。現代で出版したらたぶん大バッシングされるでしょうね。そんなところもこの本の面白さです。

1980年代から2020年代になっても変わらない医学界の常識

「おかあさんあなたも主治医です」の中に、「母親が風疹にかかると胎児に重大な影響を及ぼすから要注意」といった内容があります。1980年代から2020年代まで変わらぬ医学界の常識ですね。

「風疹にかかるのは危険」というのは現代のお母さんには浸透してきていると思います。しかし「お父さんにはまだまだなのでは…」と、夫や世間のお父さんたちを見て感じることがあります。

夫の話ですが、妊娠が判ったとき、何度「風疹ワクチン打ったことある?」と聞いても「わからない。多分あるんじゃない?」と曖昧な返事しかなかったんですよね。「母親に確認するくらいしたらどうなの!?」とイライラした記憶があります。

結局夫が風疹ワクチンを打ったかどうか、最後までわからずじまい。当事者意識なさすぎです。思い出すだけでイライラします。

男性女性関係なく、もっと大々的に、年がら年中しつこく警告し続ける必要があるのではないでしょうか。目に触れる機会がなければ存在しないも同然ですからね。

「おかあさんあなたも主治医です」を購入できるところ(オンライン)

実は記事冒頭に載せた画像の本は、母のものではありません。私が中学生になったのを機に、捨ててしまったからです。

私の手元にあるのは、Amazonで中古で購入したものです。送料込みで600円くらいでした。

現在では以下で購入できます。

※すべて中古なので在庫があったりなかったりします。価格も変動します。

レトロ気分を味わいたい方1980年代~1990年代にお生まれの方は、数百円で手に入るのでぜひ読んでみてほしいです。