私は現在MVNOを利用しているが、以前はドコモと契約していた。この度、ドコモ契約時に使っていた、壊れたドコモケータイ・スマホのデータを復旧させたので、やり方をお伝えする。
なお、復旧できるデータは「電話帳」「画像・動画」「スケジュール/メモ」「ドコモメール」だ。
来店予約をする
まずはドコモに来店予約をする。ドコモ契約がない場合は、電話でのみ可能。
人気のある店舗はなかなか繋がらず、その日のうちに予約できないこともあるので注意してほしい。
壊れた携帯電話・スマホを持ち込む
ドコモショップに壊れた携帯電話やスマホを持ち込む。
スタッフが充電器を挿し込んだり電池パックを交換したりしながら、完全に電源が入らない状態であるか、動作不良があるか確認した上で預かってくれる。
復旧には概ね2週間~1ヶ月かかる。復旧が完了すると、ドコモから電話がかかってくる。
料金
ドコモの契約がない場合、データ復旧にかかる料金は税込8800円。
データの復旧に成功した場合にのみ発生するため、初回来店時の支払はない。
注意点
端末持ち込みに関する注意点を紹介する。
データ復旧を申し込んだ端末は分解され、元の状態では戻ってこない。
端末を記念品として取っておきたい場合は、データ復旧を諦めなければいけない。
なお、分解された端末の部品は、状態によって再利用される。
ドコモのガラケーを長く使っていた人なら「FOMA」や「mova」といった名称に聞き覚えがあるだろう。
ガラケーのデータ復旧は「FOMA」のみ可能だ。「mova」はできないので注意してほしい。
私は2004年頃に使っていたP251iSを持ち込んだのだが、movaなのが理由で預かってもらえなかった。
データ復旧の対応機種はこちらで確認してほしい。
▶ショップ受取 対応機種|NTT docomo
復旧データの受取
データの復旧に成功すると、データは専用のDVD-Rに保存され、渡される。支払はこのときに行う。
DVD-Rを店舗の機械で読み込み、手持ちのスマホと繋げてデータを移せば完了だ。
すべてスタッフがやってくれるから、機械音痴でも心配無用。
復旧させたデータはスマホに移さないと確認できないようになっており、スタッフに画像や動画を見られる心配もない。
なお、データの受取は、ドコモ契約があればネットでもできるのだが、契約がない場合は店舗に赴くしかない。
注意点
データ受取に関しての注意点を紹介する。
データ移行先のスマホは、現在はドコモとの契約がなくても、ドコモで購入したスマホ(ドコモ端末)でないといけない。
私はドコモ以外で購入したスマホを使っているので、母のドコモ端末を借りてデータを移行した(母もドコモ契約なし)。
もしドコモ端末を持っていない場合は、予め家族や友人からドコモ端末を借りられるか確認してから申し込んでほしい。
他人のスマホに移したデータは、「ドコモデータコピー」というアプリを他人のスマホと自分のスマホの両方に入れておくことで移動できる。移動後は相手方に残るデータを削除すればOKだ。
▶アプリ「ドコモデータコピー」ダウンロード:Android/iPhone
▶「ドコモデータコピー」詳しい使い方:ご利用方法(データ移行)|NTT docomo
手持ちのスマホがちょうど買い替え時なら、その場でドコモ端末を購入するのもひとつの手だろう。
ちなみに私の場合は、移動させたいデータは画像のみだったので、母のGmailから自分宛にメールを作り、画像を添付して送ることで移動させた。
ドコモ端末を自分も周りの人も持っていないとなったらPCで読み込むことを考えるかもしれないが、これは不可だ。
とにもかくにも店舗の機械でしか読み込めない仕様になっている。
ドコモ端末をどうしても用意できない場合、中身を見られないDVD-Rだけが手元に残ることになる。
ドコモ契約がなくても壊れたドコモ端末のデータは復旧できる
以上、ドコモ未契約者が壊れたドコモ端末のデータを復旧させる方法をお伝えした。
ポイントは「データ移行先のドコモ端末を用意すること」。
ドコモ契約の有無に関わらず、復旧したデータを展開するにはドコモ端末が必須になることを留意してほしい。