先日、Amazonで解剖学の参考書を置き配指定で注文した。今か今かと待っていたので「配達が完了しました」のメールが届くと、私はすぐに玄関の外へ飛び出した。
しかし、あるはずの荷物がない。どこを見渡してもない。配達が完了しているのに配達されていないという摩訶不思議。私はすぐさま配送状況を確認した。
そして、目を疑った。

う……うちの玄関じゃねぇ!!!
私の解剖学の参考書はどうやら、他人の家に届けられたようだ。
暗闇の中、他人の家の玄関前にひっそりと佇んでいる。もし住人が宛名を確認せずに開封して、中から頼んでもいない解剖学の本が出てきたらどうだろうか。悪質な嫌がらせだと思うに違いない。
今回はこのように、「Amazonで置き配指定の荷物が他人の家に届いた」というとき、どのように対処すればいいのかをまとめた。
ちなみに、解剖学の参考書は当日中に、無事に私の元に届いた。

Amazonの置き配指定荷物が他人の家に届けられたことに気付いたら
「配達完了メールが届いているのに自宅に荷物が届いていない」「他人の家の前に荷物が置かれている写真が送られてきた」など、置き配指定荷物が他人の家に届けられたことに気付いたら、カスタマーセンターに連絡する。
なお、配送業者がAmazonの場合はAmazonのカスタマーセンターへの連絡で問題ないが、Amazon以外の場合は、配送業者へ直接連絡する必要がある。
配送業者は『「注文履歴」→該当商品選択→「配送状況を確認」』で確認できる。

配送業者がAmazonの場合
配送業者がAmazonの場合は、アプリやサイトからAmazonに問い合わせる。
「アプリ」「スマホブラウザ」「PCブラウザ」で少しずつ問い合わせページへのアクセス方法が異なるため、以下にまとめた。
なお、問い合わせは最終的にチャットか電話ですることになるが、すぐに対応してもらえるチャットをおすすめする。

- 画面右下の「≡」
- 最下部の「カスタマーサービス」
- 「注文内容について」
- 該当商品の選択
- 「配送について」
- 「配送完了となっているが届いていない」
- 「カスタマーサービスへ連絡」
- チャットか電話で問い合わせ

- トップページ最下部「お客様サポート」
- 「注文内容について」
- 該当商品の選択
- 「配送について」
- 「配送完了となっているが届いていない」
- 「カスタマーサービスへ連絡」
- チャットか電話で問い合わせ

- トップページ左上の「≡すべて」
- 「ヘルプと設定」内の「お客様サポート」
- 該当商品の選択
- 「配送について」
- 「配送完了となっているが届いていない」
- 「カスタマーセンターへ連絡」
- チャットか電話で問い合わせ
配送業者がAmazon以外の場合
配送業者がヤマト運輸や佐川急便などAmazon以外の場合は、配送業者に直接連絡をする。
このとき、トラッキングIDが必要だ。トラッキングIDは「注文履歴」で該当商品を選択後、「配送状況を確認」を開くと表示される。

配送業者の連絡先はAmazonが細かくまとめてくれているので、そちらで確認してほしい。
【おまけ】該当荷物を届けに来た配送員とのやり取り
カスタマーセンターの担当者とチャットでやり取りをした後、配送員が大急ぎで我が家まで駆けつけてくれた。そして、「ここに置いたはずなんですけど……」と玄関を指差した。
実は、どこの家に私の荷物が届けられていたのかはわかっていた。向かいの家だ。配達証明の写真を見ただけで、向かいの家に配達されたとすぐにわかった。
だが、私はあえて自分では取りに行かなかった。今後同じようなことがあったとき、どのように対処すればいいのかを知っておくのも悪くないと思ったからだ。何事も経験。
「多分、向かいの家にあります……まだ玄関前にあると思うので、見てきてもらえますか?」
配送員は我が家から離れると、写真に写っていた茶色い包みを抱えて走って戻ってきた。
「とんでもないことをしてしまいました!すみませんでした!以後、気を付けます!」
きっと我が家と向かいの家によく荷物を届けてくれる人なのだろう。住所と建物はしっかり覚えているが、来すぎて間違えてしまったのだろう。
幸いにも間違えた先が私の知っている人の家だったからよかったものの、まったくの赤の他人の家だったら正直気持ちが悪い。もし住人が開けてしまって、中から解剖学の本が出てくることもきっと気持ちが悪いだろう。届け先の間違いはいろいろな気持ち悪いをはらんでいる。
配送員にはいつも感謝している。一度の注文で荷物がバラバラに届いたときには申し訳なささえ感じる。それでもやはり気持ち悪いのは嫌なので、届け先を間違えないように、指先確認をお願いしたいです。
ところで、もし完全に知らない人の家に届けられていたらどうなっていたのだろう。今回は私がありかを知っていたからすぐに解決したが、ヒントがなかったとしたらどうやって探すのだろう。住人が「妙な本が届いた」と問い合わせない限り、私の元には届かなかったのだろうか。
向かいの家に届いたのは、不幸中の幸いだった。