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【31歳、子宮頸がん検診で引っかかった】受検時の症状や結果について

2023年12月、子宮頸がん検診を受けてきました。検診を受けたのは2人目の妊娠がわかったとき以来、実に4年ぶりです。

2024年1月に返ってきた結果は「LSIL(軽度異形成の疑い)」。そう、私は子宮頸がん検診で引っかかったのです。

当記事では、どのような症状があって子宮頸がん検診を受けることになったのかをお伝えします。

また、子宮頸がん検診の結果の見方の解説や、LSILの状態を改善するために取り組んでいることの紹介もしていきます。

子宮頸がん検診を受けるきっかけの症状は「不正出血」

最後に子宮頸がん検診を受けたのは、2人目の妊娠がわかった頃、4年前でした。そのときの結果は「異常なし」。

出産後も毎年自治体からクーポンが届いていましたが、直近の検査結果が異常なしだったことや忙しいこと、特に気になる症状がなかったことを理由に、検診を受けに行くことはありませんでした。

ところが2023年12月、黄色いおりものが数ヶ月続いた後、不正出血が起こるようになりました。「なんとなく血が混じっている」という程度のおりものが1日1回くらい出ていたのが、次第に一日中出るようになり、最終的にはおりものではなく明らかに「血」へと変わっていきました。

そんな不正出血が2週間続き、さすがにおかしいと思い、婦人科を受診しました。

症状があることと4年間子宮頸がん検診を受けていないことを考慮して、感染症検査だけでなく子宮頸がん検診もしてもらったのでした。

子宮頸がん検診の結果の見方

子宮頸がん検診の結果には、LSILやASC-USなど謎のアルファベットの文字列が書いてありますよね。

それぞれの文字列の意味は下記のとおりです。

NILM陰性
ASC-US意義不明な異型扁平上皮細胞
ASC-HHSILを除外できない異型扁平上皮細胞
LSIL軽度扁平上皮内病変
=軽度異形成
HSIL高度扁平上皮内病変
=中等度・高度異形成
SCC扁平上皮がん
=子宮頸がん
AGC異型腺細胞
AIS上皮内腺がん
Adenocarcinoma腺がん
=子宮頸部腺がん
other maligその他のがん
【参考】Ⅳ.ベセスダシステム 2001 準拠子宮頸部細胞診報告様式の実際(通称:ベセスダシステム あるいは 医会分類)|日本産婦人科医会

子宮頸がん検診でNILM以外の結果が出たら何らかの異常が疑われるので、必ず精密検査を受けましょう。

子宮頸がん検診はあくまでも、異常の有無やその程度をざっくりと分けるスクリーニングです。精密検査を受けなければ診断はできません。それゆえに、検診と精密検査の結果が異なる場合があります。たとえば「検診の結果はLSIL(軽度異形成)だったけど、精密検査の結果は中等度異形成だった」など。

なお、「異形成」は“前がん病変”と呼ばれるがんになる前の状態のことで、がんではありません。前がん病変の段階で経過観察や処置を受ければ、がんにならずに済みます。

私の子宮頸がん検診の結果は「LSIL」

私の子宮頸がん検診の結果を公開します。結果は「LSIL」でした。「軽度異形成の疑い」ということです。

LSIL。少数ですが、核の腫大、核形不整、核濃染、核周囲明庭を伴う、表・中層型由来の異型扁平上皮細胞を認めます。MILD DYSPLASIA。コルポ・生検をお勧めします。

LSIL(軽度異形成疑い)です。3ヶ月後に精密検査(コルポ生検)をしましょう。

「子宮頸部に軽度な前がん病変があるかもしれないから精密検査を受けてください」ということです。

異常なしが当たり前だと思っていたので、ビックリでした。

軽度異形成は自然に治ることが多い

子宮頸がんは前がん病変(軽度異形成→中等度異形成→高度異形成)を経てがんになるわけですが、軽度異形成の8割以上は自然に治るのだそうです。
【参考】子宮頸がんとその前がん病変 |川崎市立 井田病院

精密検査で軽度異形成と診断されると、数ヶ月おきに検診を受けて経過観察をすることになります。その間に治る場合が多いということです。

軽度異形成を改善するためにヨクイニンエキスを飲む

ヨクイニンエキスが軽度異形成を改善するという調査報告を見つけました。

ヨクイニンエキス散「コタロー」を子宮頸部異形成IIIa(LSIL)の患者に投与したところ,短期間で44.4%がNILM,14.8%がASCUSになり,進行例はなかった.したがって子宮頸部異形成IIIa(LSIL)に有用と考えられた.

子宮頸部異形成に対するヨクイニンエキス「コタロー」の有用性について|日本産科婦人科学会雑誌

※LSIL:軽度扁平上皮内病変
※NILM:異常なし
※ASCUS:意義不明な異型扁平上皮細胞(LSIL疑い)

子宮頸がん検診でLSILという結果が出た人にヨクイニンエキスを飲ませたら、短期間で半数近くの人が異常なしになったというものです。

服用期間の平均は6.8ヶ月。ヨクイニンエキスを飲まなかった場合との比較がないのでどこまで有用なのかはわかりませんが、悪化しないのであれば飲む価値はありそうです。

というわけで、LSILの結果を受けてすぐに、ヨクイニンエキスのコタローを飲み始めました。

ヨクイニンエキス「コタロー」
ヨクイニンエキス「コタロー」

私が購入したのは720錠。1日15錠飲むので、48日分です。

Amazonを見てみると、ヨクイニンやハトムギと名のつく錠剤や粉末がたくさん売られています。しかし中身はヨクイニンエキスではなく、ヨクイニン末やハトムギエキス。これらはヨクイニンエキスとは別物です。

私は少し値段が張っても本気で改善させたいので、調査報告に忠実に、コタローを選びました。

なお、調査で使われたコタローは「散剤」ですが、市販のコタローは「錠剤」。異なるのは性状だけで、どちらにも1日分2.00gのヨクイニンエキスが配合されています。
【参考①】ヨクイニンエキス散「コタロー」|医薬品医療機器情報提供ホームページ
【参考②】ヨクイニンエキス錠「コタロー」|医薬品医療機器情報提供ホームページ

コタロー以外にもヨクイニンエキスが配合されたサプリメントがありますが、ヨクイニンエキスの配合量はコタローの1/10程度。なので、ヨクイニンエキスの効果を期待するならコタローを飲むのがよいでしょう。

まだ精密検査を受けておらず「軽度異形成の疑い」の段階ですが、3ヶ月後に精密検査を受けて診断がつくまでは、続けて飲んでみようと思います!

子宮頸がんの精密検査「コルポ生検」では組織を切り取る

子宮頸がん検診で引っかかったら、精密検査を受ける必要があります。精密検査は「コルポ診+生検=コルポ生検」です。子宮頸がん検診は細胞を観察する「細胞診」ですが、コルポ生検は組織を観察する「組織診」。

コルポ診は、子宮頸部の病変が疑われる部位を酢酸で加工して浮き上がらせ、内視鏡で観察します。それと同時に、病変が疑われる部位の組織を数ヶ所採取する“生検”を行います。
【参考】子宮頸部異形成の治療方針|帝京大学医学部附属溝野口病院 産婦人科

続出する「コルポ生検は痛い」の声

コルポ生検がどのような感じなのか、GoogleやX(旧ツイッター)、YouTubeで調べてみました。すると、「痛い」という声が続出……。中には気を失った人もいるらしいです。

このような話ばかりでは、痛みに強い私でも正直ビビってしまいます。

コルポ生検を受けたら、実際にどうだったのかご報告します。

【追記】コルポ生検を受けてきた

2024年3月某日、コルポ生検を受けてきました。検査の流れ痛みなどについて、下記の記事にまとめました。

【コルポ生検体験談】検査自体は痛くなかったけど…… 【コルポ生検体験談】検査自体は痛くなかったけど……

おわりに

4年ぶりに子宮頸がん検診を受けて、当然「異常なし」の結果が返ってくるものだと思っていたのに、まさかの「要精密検査」でビックリしました。今はまだがんではなくても、いずれはがんになるのかも……と思えば、将来のことがとても不安になりました。子供たちのことは?お金は?

まだ確定診断はついていませんが、食習慣・運動習慣の見直しや睡眠・休養など、健康のためにできることはやってみます。