長月です。
今回は、「葉酸サプリを妊娠前から飲むべき理由」についてお話したいと思います。
- 葉酸サプリを飲むべき時期
- 葉酸のはたらき
- 葉酸不足が胎児に与える影響
- 葉酸が神経管閉鎖障害の発症リスクを下げる
以上のような内容から、なぜ妊娠前から葉酸サプリを飲むことが重要なのか、理由をお伝えします。
これから妊娠を考えている方や、妊娠が判明して間もない方は、ぜひご一読ください。
ちなみに私は、一人目のときも二人目のときも葉酸サプリを飲んでおらず、ちょっと後悔しています。
なぜ後悔しているのかについても併せて書いていきます。
公式サイトやドラッグストア、Amazonなどで購入できる人気の葉酸サプリをまとめてみました。
価格や成分についても詳しく書いているので、参考にしてみてください。

目次
葉酸サプリを飲むべき時期と葉酸のはたらき
葉酸サプリを飲むべき時期はいつかというと、妊娠前から妊娠初期にかけてです。
厳密に言うと、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までになります。
もちろんそれ以外の時期や、産後の授乳期にも必要ですが、最も葉酸を積極的に摂らなければいけないのは、その時期だと言われています。
葉酸は細胞分裂に大きく関わっているもの。
細胞分裂は卵子と精子が受精したその瞬間から始まり、妊娠初期にかけて活発に繰り返します。
この時期は脳や神経などが形成されていく、とてもとても大切な時期なのです。
「妊娠前から」と言われても、妊娠はいつするかわからないものなので、妊娠を考え始めたら積極的に葉酸を摂るようにしましょう。
なお、葉酸はもちろん食事からも摂れますが、水溶性ビタミンなので加熱調理で破壊され、思ったより摂取ができません。
しかし葉酸サプリなら効率よく体内に取り込めます。
葉酸不足が胎児に与える影響…神経管閉鎖障害って?予防するには?
妊娠6週頃までに葉酸が不足すると、胎児の神経管閉鎖障害の発症リスクが高まります。
妊娠6週頃というと、ちょうど心拍を確認できる頃でしょうか。
場合によってはまだ妊娠に気づいていないかもしれません。
神経管は通常、その頃に閉鎖されます。
神経管閉鎖障害は、脳や脊髄の大本である神経管がうまく発達せず、脳や脊髄、脊椎などが正常に形成されないことで起こる障害のことをいいます。
脳がうまく形成されないと無脳症や水頭症に、脊髄がうまく形成されないと二分脊椎になります。
中でも多いのが二分脊椎で、これが起こると排尿・排便障害や歩行障害が現れます。
腰のあたりに髄膜瘤(コブのようなもの)ができることもあります。
この神経管閉鎖障害を予防するには、妊娠前から積極的に葉酸を摂ることが最も重要です。
もう一度言いますが、細胞分裂は受精したその瞬間から始まり、神経管が形成されていき、妊娠6週頃には神経管が閉鎖します。
妊娠に気づいてから葉酸を摂るのでは、神経管閉鎖障害を予防するには遅いのです。
なお、神経管閉鎖障害の発症リスクは、葉酸を摂るだけで約75%も抑えることができるのだそう。
妊娠を考えている女性が葉酸を摂らない手はありません。
ちなみに、葉酸の1日あたりの推奨量は400㎍(マイクログラム)。
普段の食事からはなかなか摂れない量なので、サプリメントから摂るようにしましょう。
私が葉酸サプリを摂らずに後悔した理由
私は一人目のときも二人目のときも、葉酸サプリを飲んでいませんでした。
その理由は、一人目のときはつわりが軽く、いつも通り食事を摂れていたから。
食事から葉酸を摂ればいいと考えていたためです。
今思えば、1日の推奨量400㎍には到底及ばない量だったと思うのですが…。
二人目のときはつわりが重すぎて、食べ物はおろか、水やお茶すらも飲めなかったからです。
水が飲めないのでサプリメントも飲めません。吐いてしまいます。
結果的に2人とも健康体で産まれてきてくれたのですが、特に二人目のときは、最後の最後まで不安でした。
最も葉酸が必要だと言われている時期に、ろくなものを食べられていなかったので。
おまけにサプリメントも飲んでいなくて、明らかに葉酸が足りていなかったからです。
「何か障害を持っていたらどうしよう…」
何度もそう思いました。
きっと葉酸を摂っていてもそう思うとは思いますが、余計にそんな考えが頭に浮かんで、結構辛かったですね。
ずっと妊娠を望んでいて、いつ妊娠してもいいと思っていたのだから、葉酸サプリを摂っておくべきでした。
幸い、妊娠7週の半ばまではつわりがなく、きちんと食事を摂れており、葉酸入りの牛乳を1日100cc程度でも飲んでいたので、本当の本当に葉酸が必要な時期に絶対的に不足している、という事態は免れたようですが。
葉酸サプリを飲んでいれば、必要な葉酸を確実に摂取できて、神経管閉鎖障害について不安になることはなかったと思います。
もし葉酸サプリを飲んでいたのに神経管閉鎖障害を持って生まれてきたとしても、やることはやったのだから、という考えになりそうな気がします。
できることは何でもした方がいいと、2人を産んだ後により強く思ったのでした。