プラノバールに対応する市販の吐き気止めはないが「酔い止め」なら効くかもという話

プラノバール(中用量ピル)に対応する吐き気止めは市販されていない!しかし酔い止めは多少は効くかも…?

中用量ピルのプラノバールによる吐き気を抑える市販薬はない」と、ドラッグストアの薬剤師さんに言われました。しかし、乗り物酔いに使われる「酔い止め」なら多少は効く可能性があります。ここにその理由と、酔い止めの具体例を載せておきます。

プラノバールによる吐き気に市販の「酔い止め」が効くかもしれない理由

市販の酔い止めは、鎮静作用をもつ成分が嘔吐中枢の反応を抑え、吐き気が起こるのを防ぐものです。
嘔吐中枢そのものにはたらきかけるので、乗り物酔いだけでなくプラノバールによる吐き気も抑えられるかもしれないと考えます。

私が尋ねた薬剤師の方は「酔い止めはプラノバールで起こった吐き気に対しては気休め程度にしかならないだろう」とおっしゃっていましたが、アスクドクターズを覗いてみると、多くの医師がプラノバールによる吐き気に対応する市販薬として「酔い止め」を勧めています。有料会員のみが見られるページなので、引用ができませんが…。

ピルを処方してもらうときに吐き気止めを処方してもらわなかったとか、すぐに婦人科にかかれないとかのときには、市販の酔い止めを試してみるといいかもしれません。気休め程度でも効くのなら、まだいいですよね。

【補足】「胃腸薬」は効きません

市販の吐き気止めには「酔い止め」の他に「胃腸薬」がありますが、胃腸薬はプラノバールによる吐き気には効果がないと考えてよいでしょう。薬剤師の方も「全く効かない」と断言されていました。

ピルによる吐き気と胃腸系の問題による吐き気は発生の仕方が違うので、薬の作用するところも違います。理屈上では、胃腸薬はピルによる吐き気には効かないことになっています。

プラノバールによる吐き気に効くかもしれない「市販の酔い止めの具体例」

市販の酔い止めには、

などがあります(商品名から公式サイトに移動できます)。

それぞれの1回量中の主成分は以下の通りです。

トラベルミンR・ジフェニドール塩酸塩:16.6mg
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物:0.16mg
・無水カフェイン:30.0mg
・ピリドキシン塩酸塩 (ビタミンB6):5.0mg
アネロン「ニスキャップ」・マレイン酸フェニラミン:30mg
・アミノ安息香酸エチル:50mg
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物:0.2mg
・無水カフェイン:20mg
・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6):5mg
センパア・QT・d-クロルフェニラミンマレイン酸塩:2mg
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物:0.25mg
パンシロントラベルSP・塩酸メクリジン: 25mg
・スコポラミン臭化水素酸塩水和物:0.25mg
・ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6):6mg

無水カフェインが配合されているものは眠気が起こりにくいと言われているので、眠くなるのを避けたい方は無水カフェイン配合のもの(トラベルミンR、アネロン「ニスキャップ」)を選んでみてください。

【補足】ピル服用者によく処方される吐き気止めは「プリンペランⓇ」

プラノバールなどの中用量ピルをはじめ、ピルの服用者によく処方されるのは「プリンペランⓇ」という吐き気止めです。メトクロプラミドという成分が嘔吐中枢の刺激を抑えます(プリンペラン錠添付文書(PDF))。

【補足の補足】プリンペランを入手するには「医師による処方」or「零売薬局での購入」が必要

メトクロプラミドが配合された市販薬は存在しないため、手に入れるには「医師による処方」や「零売薬局での購入」が必要です。

零売薬局は、処方箋なしで購入できる「医療用医薬品」を販売する薬局で、プリンペランⓇも取り扱っています。「すぐに婦人科にかかることはできないけれど薬局くらいなら行けそうだ」というときは、零売薬局を利用するのもひとつの手です。

お近くの零売薬局は「零売薬局+お住まいの地域」で検索してみてください。Google地図でも結果が表示されます。なお、医療用医薬品はオンラインでは購入できませんのでご注意ください。