ただ医学を勉強したいだけなのに医療従事者になってしまった長月です。
今回はある一冊の医学書を紹介したいと思います。
その医学書とは、 「おかあさんあなたも主治医です」 という1988年に刊行された医学書です。

寝っ転がりながら読むの最高。
私の小学生の頃の愛読書です。
母親の本棚にあるのを読んでいました。
イラストは「どっきんロリポップ」という漫画で人気を博したらしい井沢まさみさんという方が描いています。
この一文からわかるように、私はその漫画にも、漫画家の方にも詳しくありません。
ですがとても可愛らしく、繊細なイラストをお描きになるので好きです。
目次
この本の面白いところ 「なんじゃそりゃ」
約30年も前に発売されたこの本の面白いところ。
それは、思わず「なんじゃそりゃ!」と言ってしまうような表現です。
たとえば、ウイルスを「ビールス」とか。
「ビールスって何よ?!」って感じですよね。
最初「ビールス」と書いてあるのを見たとき、何のことだかすぐにピンときませんでした。
前に「ロタ」と書いてあってようやくロタウイルスのことだとわかったのですが。
ちょっと笑っちゃいました。
昔は「ビールス」が普通だったんですね。
あとは「育児は母親主体である」と言わんばかりの内容。
令和になった今でも育児の主体は母親になりがちだと思いますが、本にあからさまに書いてあるのには、さすがにウケました。
今の時代には出せない本ですね。
出した暁にはぶっ叩かれるでしょう。
30年前から悪い意味で変わっていないことも
この本には、「母親が風疹にかかると胎児に重大な影響を及ぼすから注意」と書かれています。
あれ?今でも同じこと言ってますよね?
やっと最近、多くの人に知られてきているかな?という感じがしますが、まだまだよく知らない人もたくさんいると思います。
特に男性は自分が妊娠するわけじゃないから、興味がないというか、身近な問題だと捉えていないというか…そんな感じは否めないですね。
30年経ってもここまでしか普及しないんだ…とちょっと恐ろしくなりました。
チコちゃんじゃないですけど、私たちは本当に「ボーッと生きてる」のかもしれませんね。
この本は今でも買えます(Amazonやブックオフなど)
実は、この記事に載せた画像の本は、母のものではありません。
私が中学生になったのを機に、捨ててしまったそうです。
写真で載せた本は、Amazonで中古で購入したもの。
600円くらいだったでしょうか。
Amazonやブックオフなどでまだまだ中古で買えます。
私は1992年生まれなのですが、そのくらいの頃に産まれた方はもしかしたらお母さんが持っているかもしれませんね。
とにかくイラストが可愛くてほっこりするので、もし機会があれば読んでみてください。
「昔のお母さんたちはこうやって子供の看病をしていたのかな」と思いを馳せることも、なかなか楽しいです。